第12話 居場所

一年間いろいろなことを書いてきましたが、結局は自尊心を育むことの大切さについて書いていたような気がします。自尊心とは困難を乗り越えたり新しい挑戦をするための大事な基盤であり、日々の居場所で関わる大人たちによって育まれていくものです。

イタリアの家庭では親が子どもに対して「愛しているよ」はもちろん、「私の輝く星」「私の太陽」「私の宝物」など日本からみると大げさとも言える愛の言葉を生まれた時から毎日何度も語りかけたり、子どもの良い所をべた褒めするのが普通なのだそうです。そして、それらの言葉にはほとんど「私の〜」という所有格がつき、唯一無二の存在であることが自然に示されています。そのように居場所である家庭で愛されている事を存分に感じて育つと、自分自身を大切な存在だと理解出来るでしょうし、その自信が成長過程での課題に向き合う力に変化していくのだと思います。

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