子どもと家族をめぐる支援の中で、「一つの機関だけでは抱えきれない」「関係者同士で思いを共有することの難しさを感じる」といった経験をお持ちの方も多いかと思います。そうしたケースにおいては、地域の支援者がチームとなり、それぞれの立場や専門性を活かしながら、子どもと家族を真ん中に支えていくことが大切だと考えられています。
今回のセミナーでは、困難を抱える子どもと家族を真ん中にチームで取り組む当事者主体の支援アプローチである、ラップアラウンドの考え方や支援の進め方について学びます。理論的な説明に加え、ケースカンファレンスの進め方や連携の工夫などを、演習を通して具体的に体験していただく内容となっています。このセミナーが、日頃から札幌市の要保護児童対策地域協議会(要対協)に参加し、子ども・家庭支援に携わっている私たちにとって子どもの育ちを多角的に捉える視点を共有し、支援者同士の共通理解や対話を深める場となれば幸いです。また、顔の見える関係づくりを通して、地域の支援ネットワークがよりしなやかにつながっていくきっかけとなることを願っています。
| 日時 | 2026年7月24日(金)9:30~15:30(昼食などは会場内で飲食可能です) |
|---|---|
| 場所 | かでる2・7 北海道立道民活動センター 710会議室 (中央区北二条西7丁目) |
| 講師 | 久保樹里 氏(日本福祉大学准教授/一般社団法人ALLOUND 代表理事) 佐野浩子 氏(Presence Bloom代表/一般社団法人ALLOUNDディレクター/ 一般社団法人日本プロセスワークセンターファカルティ) |
| 対象 | 児童家庭支援センター、社会的養護関係施設、児童相談所、家庭児童相談室、保健センター職員、スクールソーシャルワーカー、子どもコーディネーター、弁護士、その他要対協に関わる方 |
| 参加費 | 無料 定員60名(先着順) |
| 申込締切 | 7月13日(月) 申込先 https://forms.gle/NTbedvLWfjv5GqZr8 ![]() *受講決定者にはお申込み後、グーグルフォームから回答のコピーが指定のメールに送信されますので受信できるよう設定をお願いします。 |
大阪市の児童相談所に長年勤務後、スクールソーシャルワーカーを経て、大学教員となり、2023年4月から現職。家族を真ん中に、その声を聞き、強みを活かしてチームで支える支援「ラップアラウンド」や、社会的養護のケアから離れ自立した若者の支援など、幅広くご活躍されています。また、こども家庭庁の改正児童福祉法に基づく「親子再統合支援事業」「こども家庭福祉の認定資格」についての検討会メンバーも務められてこられました。著作として『子どもを支える家庭養護のための里親ソーシャルワーク』(共著、ミネルヴァ書房、2020年)、『すき間の子ども、すき間の支援』(共著、明石書店、2021年)『日本の児童相談所 子ども家庭支援の現在 過去 未来』(編著、明石書店、2022年)『生みの親支援ー―子どもを養子に出した親を理解し支えるために(監訳、明石書店、2025年)など
児童養護施設や女性支援施設、総合病院などで勤務した後、米国オレゴン州ポートランドのプロセスワーク研究所を修了され、ソマティック・エクスペリエンス初級を修了されております。 現在は、都内で個人事務所を開き、個人やカップル、家族にセッションを提供する他、社会課題に関わる対話の場のファシリテーションなどを精力的に行っておられます。